創業70年を越えるサクライグループ
昭和16年に創業し、創業70年を越えて80年近くにもなる株式会社桜井鉄工所は、現在は桜井グループとして、3つの会社から成り立っています。昭和61年に設立されたのが、株式会社パイテックで、平成11年に設立されたのが株式会社伸明ロール工業です。
これらの企業は産業ロール、シャフト、レベラーロールといった製品を製作する鉄工所で、商品ごとに担当するグループ企業が異なっています。
創業の地である大阪だけでなく、兵庫、福山とその生産拠点を拡大し、さまざまな製品を製作しているのです。年々新しい製作機器を導入し多様な加工に対応できるようにしているようです。多くの大手メーカーからパートナーとして認定されていることからも、その製品精度の高さが分かるのではないでしょうか。
工場を2つ持つ株式会社パイテック
桜井グループでは、製造品目ごとに工場が異なりますが、ロールに関して言えば、桜井鉄工所が中型を担当しており、小型と大型を担当しています。
その他のロールは福山に工場のある株式会社伸明ロール工業が担当しています。小型と大型を担当している理由としえては、大阪工場と、上月工場の2つの工場があり、大阪が小型、上月が大型を担当しているのです。
グループ企業として、工場ごとに異なる設備を用意しており、担当する工場が異なっているようです。より多くのさまざまな製品に対応するための方法と言えるのではないでしょうか。一つの工場では、どうしても設置できる設備に限界がありますから、工場、会社を分けることで対応しているようです。
大型ロールを製造しているということもあり、上月工場の規模はかなり大きく、大阪工場の8倍ほどあるようです。
もともとは小型ロールの専門会社として設立された株式会社パイテックですが、上月工場が自社工場となったため、大型ロールも担当するようになっています。
この上月工場は、もともとは株式会社サクライとして昭和62年に創業されているのですが、平成8年に合併したことで株式会社パイテックの工場となっています。
品質保証やその取り組み
工業製品を製作するというのは、やはり、品質が重要となっています。サクライグループでは、品質マネジメントの国際規格になっているISOシリーズを取得しています。ISO9001 : 2008/JISQ9001 : 2008の認証を取得しているようです。
また、品質の向上のためには技術も必要ということで、技能検定の取得のための支援も行っているようです。結果としてグループ内での資格取得者は17名となっているようです。
その他の取り組みとしては、環境への対応も行っており、工場の屋上にソーラーパネルを設置し、太陽光発電を行うことで、温室効果ガスの排出削減にも取り組んでいるようです。
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